こんにちは、ぶどうです!
BUYMA(バイマ)でのオーソドックスな売り方として定着している「薄利多売」。
今まさに実践中の方も多いと思います。
しかし中には、「薄利多売って良くないのかな?」という不安をもっている方もいるのでは?
薄利多売をやめるべきなんだろうか・・・
高値売りに移行した方がいいのかな・・・?
薄利多売に対するマイナスの意見を聞いたりすると、このように悩んでしまいますよね。
「薄利多売はビジネスモデルとしておかしい」なんて言う人もいるから、実践している人からしたら不安になってしまうよね。
そこで、この記事ではBUYMAで本当に薄利多売をやめるべきなのか、よく比較される高値売りはオススメなのかについて解説していきます!
薄利多売で毎日発送作業、問い合わせ作業などに追われていて大変な方でも、今後の活動方針を自信をもって決められるようになりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
薄利多売は悪い売り方ではない!
「薄い利益」という言葉のせいで、なんとなく下に見られがちな薄利多売。
ですが、「今すぐやめるべきなのかな?」と不安になる必要はありません。
ここでは、薄利多売ならではのメリットについて解説していきます!
初心者でも簡単に実践できる
薄利多売の最大のメリットは、誰でも始められる手軽さにあります。
具体的にどんなところが簡単なのか、3つのポイントに分けて見ていきましょう。
⓵出品する商品を見つけやすい
薄利多売をしているショッパーで、
私はニッチなブランドを安く大量に出品しています!
というケースはなかなか見かけないですよね?
基本的に薄利多売で扱う商品というのは、知名度の高い人気ブランドになります。
そういったブランドであれば、
- 人気順リサーチ
- トップページリサーチ
- 新着順リサーチ
といったBUYMA内のリサーチで手軽に見つけることができます。
「1日1回は必ずBUYMAをチェックしている!」という習慣が身についている方なら、出品する商品選びに困ることはないね。
たしかに、出品する商品が見つからなくて困ったことは少ないかな。
②買い付け先を見つけやすい
出品する商品だけでなく、その買い付け先を見つけやすいのも薄利多売の魅力です。
「この人気ブランドはどこから買い付ければいいんだろう?」
↓
「おや? 同じ商品を出品しているライバルがたくさんいるな」
↓
「買い付け先を参考にさせてもらおう!」
このように、同じ商品を出品しているライバルから買い付け先の情報を得ることができます。。
「このお店を買い付け先に選んでいる人が多いな!」という店舗を選べばいいため、あまり苦労しないんですね。
ショップ探しって面倒だから、固定してるんだ
薄利多売をしている方は、このような特徴があります。
たとえ中級者以上のショッパーであっても、
- 変なお店じゃないかな・・・
- ちゃんと商品が届くかな・・・
- 偽物とかじゃないよね・・・
買い付け先選びの際にはこのような不安を抱えてしまうもの。
その不安を最小限に抑えられるのはありがたいね!
買い付け先選びに時間がかからないから、新しい商品をどんどん出品していけるのもポイントだね。
③利益計算がスムーズにできる
薄利多売の場合、買い付け先は基本的に海外のセレクトショップになります。
安く大量に仕入れるというコンセプトに合っているからですね。
セレクトショップの多くは日本までの送料が無料の場合が多いため、
「この買い付け額に送料がプラスされるから、どれくらいの利益になるんだっけ・・・?」
というめんどくさい利益計算をする必要がなくなります。
送料を気にせず商品を仕入れられるのはストレスフリーで助かりますよね!
お客さんが集まりやすい
薄利多売にはもう一つ、「お客さんが集まりやすい」という大きなメリットがあります。
薄利多売のターゲットとなるのは、
「なんとしてでも最安値で商品を買いたい!」
「高級ブランドには手が届かないから、安めのブランドを買いたい!」
というような、安さを重視するお客さんなんですね。
つまり、価格以外の要素はそこまで重要視されていないということ。
とりあえず安く出品しさえすれば、ある程度は売れ行きが期待できるね。
これは初心者にとってはありがたい話だね!
まだBUYMAでの実績が少なかったとしても、注文が入ってきますからね。
ここまで見てきたメリットから言えるのは、薄利多売とは「出品者にとってめんどうな要素をそぎ落とした販売手法」だということ。
めんどくさくない=初心者でも続けやすい
↓
確実にショッパーとしての実績を積み重ねていくことができる
手軽にショッパーとしの経験を積めるため、初心者にはピッタリなんですね。
長くBUYMAで活動している方でも、この手軽さに魅力を感じて薄利多売を続けている方は多いんです。
「長期的に出品し続けられる」という点においては、薄利多売は優れているんだね!
メリットがちゃんとあるからこそ、意図的に続けている人がたくさんいるんだ。
「人に言われたからやめよう」という理由で切り捨ててしまうのはもったいないかな。
薄利多売をやめるべきケースとは
先ほどお伝えしたように、薄利多売には続けるに値する立派なメリットがあります。
それでも「薄利多売をやめようかな・・・」と悩んでしまうのは、それなりの不便さを感じる場面があるから。
ここでは、薄利多売をやめるべきケースを大きく二つ紹介していきます。
利益率が極端に低い場合
利益率?
あまり聞き慣れていない人もたくさんいるだろうから、しっかり解説するね。
利益率とは、「売上に対してどれくらいの金額が利益として手に入るのか」を表した数字のこと。
この数字によって、どれくらい儲かるのかがパッと見て分かるんですね。
利益率は、「売上総利益÷売上高×100(%)」で計算することができます。
分かりやすいように例を見てみましょう。
仕入れ値1500円 売り値2500円の商品が50個売れた場合、手数料を1割、送料500円と簡単にすると、
(2500-1500)×50÷100000×100=25(%)
この商品の利益率は25%ということが分かります。
もちろん、BUYMA手数料、送料などはありますが簡単にするために今回は省略してみます。
25%と言われても、この数字が良いのか悪いのかピンときませんよね?
基本的には20%以上の利益率を目指すことをオススメするよ。
それならさっきの例は、基準以上の利益率を満たしているわけだね。
いくら一点当たりの利益が低い薄利多売とはいえ、最低でも15%以上の利益率は欲しいところ。
ただ、利益率25%でも毎日配送に追われていたら大変ですよね。
もちろん、%をきめてそれを下回ってしまうと、BUYMAに費やした労力に対して利益が
見合っていないと判断するのも1つですが、利益額も見る必要はあります。
あまりにも利益率が見合っていないと、出品のモチベーションも下がってしまからね。
「私の出品状況を確認してみたけど、利益率が低いな・・・」と感じている方もいるのでは?
その場合は、次のような対応がオススメです。
- 仕入れ値と売り値があまりにも近すぎるため、利益率が低い
→もう少し利益単価が高い商品を出品してみる - 売れる個数が少ない少ないため、利益率が低い
→売れ行きが期待できる人気ブランドをリサーチしてみる - どうしても安定した利益率を確保するのが難しい
→高値売りに移行してみる
高値売りってよく聞くけど、薄利多売と違って利益率が高いの?
その通りだよ。
高値売りについては後で詳しく解説するね。
薄利多売を続けていく余裕がない場合
続けていく余裕がないってどういうこと?
さっきの章で「薄利多売は簡単だ」って言ってたよね。
人によっては続けるのが難しい場合があるんだ。
薄利多売では、商品一点あたりの利益がどうしても少なくなってしまいます。
そのため、
- BUYMAで1カ月に数十万円稼ぎたい!
- BUYMAの利益だけで生活していけるようになりたい!
というような高めの売上目標を設定している方には、あまりオススメできないんです。
月の売上目標が10万円の場合、利益が2000円の商品であっても500個売らなければいけません。
ここまでの取引数となってくると、作業の一部を外注化していない限り実現は困難になります。
私みたいに一人で活動している場合は、とても時間が足りないよね。
特に、毎日忙しい社会人の方。
さすがに週に何件もの取引に対応するのはしんどくなってきた・・・
と既に感じてきている方も多いと思います。
「これ以上BUYMAに時間を費やすのは難しい」という場合は、この後紹介する「高値売り」への移行がオススメです!
高値売りとはどんな売り方なのか
薄利多売をやめる際の選択肢として候補に挙がるのは、やはり高値売りですよね。
薄利多売とは全く逆の売り方であるため、比較されることも多いです。
ここでは、高値売りとはどんな売り方なのかを解説していきます。
高値売りでは取引の数を抑えられる
高値売りの最大の強みは、「少ない取引数で多くの利益を出すことができる」という点にあります。
なぜそんなことが可能かというと、単純に相場よりも割高で出品しているからですね。
例えば、
仕入れ額が1500円の商品で売上目標が30000円の場合、
このように、少ない取引数で売上目標を達成できるんです。
忙しくてなかなか時間がとれない方にオススメできる理由がよく分かりますよね。
と言われても、当然
でも、高い値段なんかつけて本当に売れるの?
という疑問が出てきますよね?
普通に考えたら、お客さんが集まらないような気がするけど。
もちろん、ただ単に高値で売っているわけじゃないよ。
高値売りがなぜ成立するのか、その理由はこの後解説していきますね。
高値売りでは直営店からの買い付けが基本
買い付け方法の違いについて。
薄利多売と異なり、高値売りでは直営店からの買い付けが基本となります。
どうしてセレクトショップじゃないの?
「直営店にしかない付加価値をウリにして戦っていくからなんだ。
直営店とは、メーカーが直接運営しているショップのこと。
- メーカーの倉庫とリンクしているため、在庫切れになりにくい
- メーカーが責任をもって商品を送ってくれるため、状態に不備がない
というセレクトショップにはないメリットがあります。
お客さんからすると、
確実に商品を用意してくれて、しかも状態が完璧!
という安心感のある出品になるというわけです。
この安心感があることによって、少し割高でも買ってくれるお客さんがいるんだね。
これが高値売りが成立する仕組みだったのか。
もしセレクトショップで買い付けた商品を割高で売ってしまったら、ただのぼったくりになってしまいますからね。
また、出品する商品に関しても、人気ブランドから少しニッチなブランドへと変更する必要があります。
出品者の多い人気ブランドだと、どうしても安いものにお客さんが流れてしまうからね。
「高値売りの基礎的な部分について知りたい!」という方は、こちらの記事をご覧ください。
BUYMAで高値売りがしたい! メリットや成功のポイントを解説
出品するブランドの選び方や継続のコツなど、初めての方がつまづきやすいポイントについて解説していますよ!
高値売りアカウントの設計が必要
高値売りアカウント?
簡単に言えば、お客さんに信用してもらえるようなアカウントのことだね。
例えば、あなたが一点数万円もする高級ブランドを買いたい場合。
パーソナルショッパーAさん
・BUYMAでの過去の販売実績は数件ほど
・フォロワー数も少ない
・商品画像は公式サイトからそのまま引用
・お客さんからのお問い合わせに対する対応が雑
パーソナルショッパーBさん
・BUYMAで過去に100件以上の販売実績あり
・フォロワー数も多い
・商品画像は魅力が伝わるように編集したものを使用
・お問い合わせにも丁寧に対応している
あなたがお客さんだとして、どちらのショッパーから商品を買いたいと思いますか?
間違いなく信頼度の高いBさんから買いたいかな。
安い商品だったらAさんから買ってもいいんだけどね。
やっぱり、高額な商品は信頼できるショッパーから買いたいよね。
高い商品を買ってもらうには、それだけお客さんに信頼してもらう必要があるんですね。
たしかに、直営店買い付けというだけでもある程度の安心感はあります。
でも、自分のアカウント自体にファンがついてくれた方が売上も安定すると思わない?
たしかに継続的に注文してくれるお客さんがいると安心だよね。
薄利多売と違って、アカウントの設計についても真剣に考える必要があるのか。
とはいえ、
いきなり高値売りアカウントって言われても、何をしたらいいのかサッパリだよ
という方もいるのでは?
高値売りアカウントの設計について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
BUYMA(バイマ)の高値売りアカウントとは? 今すぐ実践したいアカウント設計術を解説
お客さんから信頼してもらえるための細かいテクニックを紹介しています。
高値売りアカウント設計術を知れば、あなたのアカウントが見違えるほどレベルアップすること間違いなしですよ!
薄利多売と高値売りのどちらがいいのか
ここまで薄利多売と高値売りについて見てきましたが、結局どちらが良いのでしょうか。
この章では、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、オススメの実践方法について紹介していきます。
高値売りとの比較
薄利多売と高値売り、どっちも良いとこがあるから悩みどころ・・・
という方に向けて、一度それぞれのメリットとデメリットを整理してみます。
薄利多売
メリット
・出品する商品や買い付け先を見つけるのが楽で、初心者でも売上を出すことができる
・人気商品の情報はBUYMA内に落ちているので、継続的な出品が可能
デメリット
・売上目標が高い場合はそれだけたくさんの商品を売る必要がある
・お客さんとの取引に費やす時間も多くなりやすく、忙しい人にとっては厳しい
やはり、初心者でも手軽に継続できるというメリットは大きいですね。
しかしその反面、高い売上を出そうとすると、相当な労力が必要になってしまうというデメリットがあります。
一方、高値売りはこちら。
高値売り
メリット
・商品1点あたりの利益が大きいため、取引数を抑えることができる
・薄利多売と比べてライバルが少ないため、価格競争によるストレスもない
デメリット
・売上が期待できるニッチなブランドを見つける必要があるため、薄利多売と比べてリサーチが必要
・高値売りアカウントの設計が必要なため、実績の少ない初心者は手を出しづらい
・パーソナルショッパー評価が下がりやすい
薄利多売と比べると、ややレベルアップした売り方に感じますよね。
デメリットにある、「パーソナルショッパー評価が下がりやすい」ってどういうこと?
少ない取引数という点が裏目に出てしまうケースもあるんだ。
高値売りをメインにして活動していく場合、一月あたりの取引数が数件ということも珍しくありません。
その数少ない取引の中で一回でも星1や星2の評価をつけられてしまうと、一気にパーソナルショッパー評価の数字が下がってしまう可能性があるんです。
一方で薄利多売の場合は全体の取引数が多いから、少しぐらいマイナスの評価をつけられてしまっても痛手にはなりにくいんだ。
たしかに!
低めの評価を付けられたとしても、「まだ全体評価は星4.9だから大丈夫」って安心できてたよ。
こうして整理してみると、どちらにも魅力的な部分があって判断に迷いますよね。
この後は、オススメの実践方法を解説していきます。
薄利多売と高値売りは組み合わせて考えるべし
うーん、薄利多売をきっぱりやめて、高値売りにシフトしようかな。
悩みどころだ・・・
正反対の販売手法として考えるよりも、組み合わせて考えてみることをオススメするよ。
例えば、次のようなショッパーAさんがいるとします。
- 最近BUYMAを始めた初心者
- 1日でBUYMAに使える時間は1.2時間ほど
- 将来的には少なめの取引数で、楽に利益を出したい
「ゆくゆくはBUYMAで楽して稼げるようになりたい!」という目標をもっているんですね。
このAさんの目標を達成するのにオススメなのが、薄利多売と高値売りを組み合わせたルートです。
薄利多売で実績作り
⓵人気ブランドを安く大量に出品していき、BUYMAでの活動に慣れる
↓
②数多くの取引をこなし、フォロワーとパーソナルショッパー評価を増やしていく
↓
③コツコツと高値売りに移行するための資金を増やしていく
ある程度実績に自信がついたら高値売りに移行
⓵薄利多売で貯めた資金により、ニッチな高級ブランドの仕入れが可能に
↓
②ショッパーとしての実績が積みあがっているため、高額でも安心してお客さんに購入してもらえる
↓
③当初の「少ない取引数で利益を出す」という目標を達成
いかがでしょう。
薄利多売→高値売りへと、スムーズな流れでステップアップしていけると思いませんか?
薄利多売で実績を積んで、それを活かして高値売りに移行する流れなんだね!
そのとおり!
「薄利多売or高値売り」という対極的な見方をする必要はないんだ。
「将来的に高値売りを実現するための薄利多売」と考えるのがベストです。
両者のメリットを最大限に活用しつつ、ショッパーとして成長していけるわけですからね。
このような前向きな視点で、これからの活動方針を考えてみるといいですよ!
BUYMAでは薄利多売をやめるべき? 薄利多売と高値売りを徹底比較! まとめ
この記事では、BUYMAでは高値売りをやめるべきなのか、高値売りへの派生の仕方について解説してきました。
別々の販売手法としてではなく、「薄利多売→高値売り」という一つのルートとして考えてみましょう。
この記事のまとめ
- 薄利多売では誰でも手軽に出品し続けることが可能だが、多くの取引に時間をとられてしまう
- 高値売りでは取引数を抑えつつ利益を出すことができるが、高値売りアカウントの設計が必要
- 薄利多売でショッパーとしての実績を増やし、自信がついたら高値売りに移行するのがオススメ
「薄利多売vs高値売り」というライバルのような関係で見られがちな二つの販売手法。
しかし、「薄利多売→高値売り」という一つのルートとして考えることが大切なんですね。
「薄利多売なんて今すぐやめるべきだよ」という意見を目にしても不安になる必要はありません。
安心して、薄利多売でショッパーとしての実績を積み重ねてくださいね!